中国、韓国、日本など、中国文明の影響を受けた東アジア仏教においてひろく見られる風習が、
日本において盛んに行われています。
戒名は仏教が中国に伝わった際に生れたものであり、インド仏教には見られない制度です。
戒律の規定では、十戒を受ける時に、師より戒名(法名)を授かり、
それと同時に従前の俗名を捨てるとされています。
日本では、各宗派独自に、法要や儀式を受けたり、
ある一定の講習に参加した人に対しても、授けるようになっているのが現代社会です。
また、死者に対しても戒名を与える習慣があるため、
生前の俗名に対する、死者の名前であると誤解されている面もあります。
死者に対して戒名を与える慣習が一般化している現代の日本では、
生前に出家し仏門に入った者が名乗る名前を「法名」と呼ぶ事がありますが、
もともと戒名には生前・死後の区別は無いので、「戒名」も「法名」も同じ意味となります。